2022年12月13日火曜日

下水道ストックマネジメント

下水道は、私たちの暮らしにとって欠くことができない都市インフラですが、近年、既存下水道施設の老朽化の進行が問題になっています。そうしたなかで、点検・調査により施設全体の健全度を把握し、計画的な修繕・改築を行うストックマネジメントが必要になっています。

当社では、ストックマネジメント解析業務を担当し、調査会社がテレビカメラを使用し撮影した動画と調査票に基づき、必要に応じて異常個所の再調査を行った上で、コンサルタントの視点から今後の点検・調査や修繕・改築計画をとりまとめています。

ストックマネジメント計画の策定により、老朽化した下水道施設の戦略的な維持管理が行われています。

写真1:管路内を調査するテレビカメラ

動画1:管路内の侵入水の様子

動画2:マンホール内部の様子

2022年11月14日月曜日

若手現場見学会

 当社では定期的に若手社員によるミーティングを行っています。今回の若手ミーティングでは、若手社員の技術力向上を目指す取り組みの一環として、当社が調査・設計に携わり、工事が完了した現場について、現地を確認しながら設計当時の課題や工夫について設計担当者から説明を受けそれについて議論する現場見学会を実施しました。

 土木構造物はそれぞれの現場条件の中で最良と考えるものを造る必要があり、ひとつひとつ検討と工夫を重ねながら設計していきます。その検討や工夫が建設コンサルタントの仕事のやりがいの源泉であり魅力の一つです。実際に現場を見ることで各現場条件に合わせた調査・設計の難しさや、それに対する工夫やアイディアを肌で感じることができました。

 今回の現場見学会を通して、どうしたらより良いものが造れるかを議論し、共有する良い機会となりました。今後もより良い調査・設計ができるよう日々努力していきたいと思います。






2022年11月11日金曜日

橋梁点検調査の実施事例

 橋梁の老朽化は全国的に問題となっており、山梨県内においても建設後50年を超え老朽化した橋梁が年々増えています。そのため、山梨県及び県内市町村では、橋の安全や円滑な交通を確保するため、橋梁を5年に1度ごと定期点検をしています。

 当社では、山梨県や県内市町村から橋梁定期点検業務を委託され、毎年100橋程度の橋梁点検を行っています。橋梁点検では、近接目視点検を基本とするため、近接目視が困難な橋梁については、橋梁点検車やロープアクセス専門家によって近接目視点検を行っています。橋梁点検では、普段見ることができない桁下・橋台・橋脚などの劣化・変状状況も確認します。そして、劣化・変状の状況からこの状態に至った原因や誘因を推察し診断します。

 このように調査をし、橋梁を診断し、必要な保全対策を提案していくところに仕事の魅力を感じています。私たちが行っている橋梁点検が、県内の交通インフラの安全を守っているという誇りを胸に、今後もこの仕事に携わっていきたいと思います。






2022年11月8日火曜日

砂防堰堤の土石流捕捉事例

 北杜市地内の砂防堰堤が土石流を捕捉しました。

 写真は、8月末の豪雨により土石流が発生した場所ですが、砂防堰堤が機能して土砂を捕捉したことにより、下流集落への被害を防いだことがわかります。

 当社は災害対応の一環で調査に入り、堰堤の下流側の人家がある道から現地に向かいましたが、堰堤がなければこの道も土石流にのみ込まれていただろうと思うと恐ろしくなりました。

 今回の調査を通じて、私達が設計している砂防堰堤が住民の安全を守っていることを再確認することができ、あらためて仕事へのやりがいを感じることとなりました。



2022年11月4日金曜日

身延山門内地区 まち歩き

 身延山門内地区では、県や町の事業で景観まちづくりや地域活性化の取り組みが進められており、当社でその支援業務を行っています。

 一方、山梨大学では、当該地区を対象にしたまち歩きが実施されたため、当社も参加させていただきました。
 当日は、山梨大学の大山教授や学生の皆さんと一緒に地区をまわり、身延山観光協会の方をはじめ、観光ガイド、地元の商店街・宿坊の皆さんより地域にまつわる様々なお話をしていただきました。
 地元の皆さんからは初めて耳にする話を数多く伺うことができ、大変興味深く、今後のまちづくりを考えるうえで勉強になりました。

 景観まちづくりや地域活性化を考えていくうえでは、実際にその場所で生活している方々からお話を伺い、地域への理解を深めていくことが大切であると実感した一日となりました。






2022年10月12日水曜日

若手ミーティング

 当社では、若手社員の交流や育成を目的に、毎月若手社員によるミーティングを行っています。

 今回は中堅社員も参加し、職場における環境づくりなどを中心に、意見交換を行いました。ミーティングでは、役職や部署を越えて自由闊達な意見が交わされ、自分たちの職場環境を考える良い機会となりました。

 ミーティングの最後に、働きやすい職場環境づくりには、お互いに日々の小さな気遣いが大切だということを再認識するとともに、今後もより良い職場環境づくりに取り組んでいくことを確認しました。



2022年9月12日月曜日

二十曲峠展望テラス「SORA no IRO」オープニングセレモニー


 弊社で設計した二十曲峠展望テラス整備が完成しました。9月11日には9月13日の一般公開に先立ちオープニングセレモニーが行われました。

 二十曲峠は、忍野村中心部から車で15分程度というアクセスの良さと標高1150mの峠からの眺めは国土交通省の「富士見百景」にも選ばれるなど富士山眺望の名所のひとつとして村内外の人々から親しまれてきた場所です。

 設計にあたっては、少しの移動だけでも富士山の見え方が変化するという場所の面白さに着目し、様々な角度から富士山の眺望を楽しんでもらえるよう約50mという幅の広いウッドデッキを計画しました。また、デッキ内には、ベンチやカウンター付ベンチの他に、透明な柵の張り出しデッキや松の木陰に設けたハンモックなど、富士山眺望をより楽しんでもらえるような様々な仕掛けを施した計画としました。