ストックマネジメント計画の策定により、老朽化した下水道施設の戦略的な維持管理が行われています。

当社では定期的に若手社員によるミーティングを行っています。今回の若手ミーティングでは、若手社員の技術力向上を目指す取り組みの一環として、当社が調査・設計に携わり、工事が完了した現場について、現地を確認しながら設計当時の課題や工夫について設計担当者から説明を受けそれについて議論する現場見学会を実施しました。
土木構造物はそれぞれの現場条件の中で最良と考えるものを造る必要があり、ひとつひとつ検討と工夫を重ねながら設計していきます。その検討や工夫が建設コンサルタントの仕事のやりがいの源泉であり魅力の一つです。実際に現場を見ることで各現場条件に合わせた調査・設計の難しさや、それに対する工夫やアイディアを肌で感じることができました。橋梁の老朽化は全国的に問題となっており、山梨県内においても建設後50年を超え老朽化した橋梁が年々増えています。そのため、山梨県及び県内市町村では、橋の安全や円滑な交通を確保するため、橋梁を5年に1度ごと定期点検をしています。
当社では、山梨県や県内市町村から橋梁定期点検業務を委託され、毎年100橋程度の橋梁点検を行っています。橋梁点検では、近接目視点検を基本とするため、近接目視が困難な橋梁については、橋梁点検車やロープアクセス専門家によって近接目視点検を行っています。橋梁点検では、普段見ることができない桁下・橋台・橋脚などの劣化・変状状況も確認します。そして、劣化・変状の状況からこの状態に至った原因や誘因を推察し診断します。北杜市地内の砂防堰堤が土石流を捕捉しました。
写真は、8月末の豪雨により土石流が発生した場所ですが、砂防堰堤が機能して土砂を捕捉したことにより、下流集落への被害を防いだことがわかります。身延山門内地区では、県や町の事業で景観まちづくりや地域活性化の取り組みが進められており、当社でその支援業務を行っています。
一方、山梨大学では、当該地区を対象にしたまち歩きが実施されたため、当社も参加させていただきました。当社では、若手社員の交流や育成を目的に、毎月若手社員によるミーティングを行っています。
今回は中堅社員も参加し、職場における環境づくりなどを中心に、意見交換を行いました。ミーティングでは、役職や部署を越えて自由闊達な意見が交わされ、自分たちの職場環境を考える良い機会となりました。弊社で設計した二十曲峠展望テラス整備が完成しました。9月11日には9月13日の一般公開に先立ちオープニングセレモニーが行われました。
二十曲峠は、忍野村中心部から車で15分程度というアクセスの良さと標高1150mの峠からの眺めは国土交通省の「富士見百景」にも選ばれるなど富士山眺望の名所のひとつとして村内外の人々から親しまれてきた場所です。
設計にあたっては、少しの移動だけでも富士山の見え方が変化するという場所の面白さに着目し、様々な角度から富士山の眺望を楽しんでもらえるよう約50mという幅の広いウッドデッキを計画しました。また、デッキ内には、ベンチやカウンター付ベンチの他に、透明な柵の張り出しデッキや松の木陰に設けたハンモックなど、富士山眺望をより楽しんでもらえるような様々な仕掛けを施した計画としました。