2022年11月14日月曜日

若手現場見学会

 当社では定期的に若手社員によるミーティングを行っています。今回の若手ミーティングでは、若手社員の技術力向上を目指す取り組みの一環として、当社が調査・設計に携わり、工事が完了した現場について、現地を確認しながら設計当時の課題や工夫について設計担当者から説明を受けそれについて議論する現場見学会を実施しました。

 土木構造物はそれぞれの現場条件の中で最良と考えるものを造る必要があり、ひとつひとつ検討と工夫を重ねながら設計していきます。その検討や工夫が建設コンサルタントの仕事のやりがいの源泉であり魅力の一つです。実際に現場を見ることで各現場条件に合わせた調査・設計の難しさや、それに対する工夫やアイディアを肌で感じることができました。

 今回の現場見学会を通して、どうしたらより良いものが造れるかを議論し、共有する良い機会となりました。今後もより良い調査・設計ができるよう日々努力していきたいと思います。






2022年11月11日金曜日

橋梁点検調査の実施事例

 橋梁の老朽化は全国的に問題となっており、山梨県内においても建設後50年を超え老朽化した橋梁が年々増えています。そのため、山梨県及び県内市町村では、橋の安全や円滑な交通を確保するため、橋梁を5年に1度ごと定期点検をしています。

 当社では、山梨県や県内市町村から橋梁定期点検業務を委託され、毎年100橋程度の橋梁点検を行っています。橋梁点検では、近接目視点検を基本とするため、近接目視が困難な橋梁については、橋梁点検車やロープアクセス専門家によって近接目視点検を行っています。橋梁点検では、普段見ることができない桁下・橋台・橋脚などの劣化・変状状況も確認します。そして、劣化・変状の状況からこの状態に至った原因や誘因を推察し診断します。

 このように調査をし、橋梁を診断し、必要な保全対策を提案していくところに仕事の魅力を感じています。私たちが行っている橋梁点検が、県内の交通インフラの安全を守っているという誇りを胸に、今後もこの仕事に携わっていきたいと思います。






2022年11月8日火曜日

砂防堰堤の土石流捕捉事例

 北杜市地内の砂防堰堤が土石流を捕捉しました。

 写真は、8月末の豪雨により土石流が発生した場所ですが、砂防堰堤が機能して土砂を捕捉したことにより、下流集落への被害を防いだことがわかります。

 当社は災害対応の一環で調査に入り、堰堤の下流側の人家がある道から現地に向かいましたが、堰堤がなければこの道も土石流にのみ込まれていただろうと思うと恐ろしくなりました。

 今回の調査を通じて、私達が設計している砂防堰堤が住民の安全を守っていることを再確認することができ、あらためて仕事へのやりがいを感じることとなりました。



2022年11月4日金曜日

身延山門内地区 まち歩き

 身延山門内地区では、県や町の事業で景観まちづくりや地域活性化の取り組みが進められており、当社でその支援業務を行っています。

 一方、山梨大学では、当該地区を対象にしたまち歩きが実施されたため、当社も参加させていただきました。
 当日は、山梨大学の大山教授や学生の皆さんと一緒に地区をまわり、身延山観光協会の方をはじめ、観光ガイド、地元の商店街・宿坊の皆さんより地域にまつわる様々なお話をしていただきました。
 地元の皆さんからは初めて耳にする話を数多く伺うことができ、大変興味深く、今後のまちづくりを考えるうえで勉強になりました。

 景観まちづくりや地域活性化を考えていくうえでは、実際にその場所で生活している方々からお話を伺い、地域への理解を深めていくことが大切であると実感した一日となりました。